よく「あなたはありのままでいいんだよ」
というアドバイスを耳にすることがあります。
そう言われると
「そっかー私はありのままでOKなんだ！」と勇気付けられることもあります。
しかし、「ありのままの自分」にOKを出すのは良いのですが
前提の解釈がズレてしまっていると
実はとんでもない落とし穴にハマってしまうことがあるんです。
今日お話しするのは
『ありのままの自分を間違って解釈してしまうと恋愛はうまくいかなくなる』
といつ重要なテーマなのですが、
これは恋愛や結婚でうまく自分を表現できない人や
パートナーシップがうまくいかない人に共通している
ある心理状態でもあります。
目次
ありのままの自分をどう受け入れたかが問題
例えば太っている人がいるとします。
一般的に「ありのままの自分を受け入れる」というのは
『私は太っていたってOK』という状態をイメージすると思います。
もちろんこれは間違っていません。
しかし、どんな前提でOKを出しているかが大事なんです。
それは
ネガティブな事として捉えたままOKを出しているのか
それともただの事実としてOKを出しているのか
ここが一番大事なんです。
ネガティブな前提でありのままの自分を受け入れると・・
太っている人が「太っている」ということをネガティブな事として捉えたまま
それでも「私はありのままでいいんだよ」と決めてしまうと
どんな結果になってしまうと思いますか？
おそらく太っている自分のまま過ごすことになります。
しかし、ネガティブな前提として自分に許可を出しているのため
「ありのままでOK」と言いつつも
常に自分を責め続けることをやってしまうのです。
表面上は「私は太ってるから～」と笑い飛ばしていても
そんな自分をネガティブに捉えていると
結果的にセルフイメージは低くいまま、
自分に自信がなく、恋愛や人間関係においても
苦しいパターンを繰り返してしまいます。
この心理状態を放置し続けると
恋愛も結婚もなかなか上手くいくようになりません。
アナ雪のエルサはありのままの自分をどう受け入れたのか？
アナ雪を見たことがある人ならわかるかもしれませんが
エルサは最初、なんでも凍らせてしまう生まれつきの自分の魔力におびえました。
そして、その能力をネガティブなものとして捉えたまま
「私はこういう自分を受け入れてありのまま生きるわ」と決断しました。
ある意味開き直ったわけです。
そして自分の城を作り、そこに閉じこもり
他の人間や世界を拒絶して生きようとしました。
しかし自分のせいで妹のアナが凍り付いてしまい死の淵に立たされてしまいました。
そこで初めて自分の過ちに気づき、真実の愛でアナを助けました。
エルサは自分の能力をネガティブに捉えることを止め
自分の能力を「いかに人のために活かすか」という大切な気づきを得たのです。
ありのままを受け入れてからどうするか？が重要
最初に言った通り
ありのままの自分をネガティブに捉えるのではなく
ただ事実として受け入れることが大事だとお伝えしました。
そして大事なことは
その後自分が本当はどうしたいのか？ということです。
例えば本当はスリムになって着たい洋服を着ることが夢なら
その自分になっていくように行動を起こしていくことも大事でしょうし
逆に今の自分をそのまま活かして
それを魅力として世の中に発信していくこともできます。
（渡辺直美さんのように）
事実を事実として受け入れ、本音と向き合う
世の中には自分の努力次第で変えられることもあれば
生まれつきのように変えられないこともあるでしょう。
しかし、それをネガティブな視点でとらえることをやめて
ただそういう事実がある として受け入れ
本当の自分はどう生きたいのか？
どんな価値を他人にもたらしたいのか？と考えることが重要です。
例えば離婚を経験している人が
離婚そのものをネガティブな事実として捉えていることがあります。
しかし過去は変えられません。
その場合、離婚した事実を事実としてニュートラルに受け入れ
「じゃぁこれから自分はどうしたい？」というのが本音と向き合う部分になります。
周りの目を気にしながら離婚したことをいつまでも「ダメだ、ダメだ」と責めるのではなく
「離婚したことさえも自分の人生経験であり学びだった」
と捉えることで、更に強い自分として明るく前向きに生きていくことができます。
そして、パートナーとも心を開いて自信をもってお付き合いできるようになります。
いかがでしたでしょうか？
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