こんにちは
「恋愛セルフイメージコーチ」の齋木です。
今回のテーマは「アラフォーの失恋から最速で抜け出す方法」です。
よく失恋したときのアドバイスで多いものが
・他に没頭できることをやろう、、
・悲しみをしっかり受け止めよう、、
・友人に話を聞いてもらおう、、
・新しい恋を見つけよう、、
・時間が解決するだろう、、
こういったアドバイスが一般的ですよね。
これらも非常に効果的なのですが、今回はコーチとしての視点で心理学的な観点から普通とは違う方法をご紹介していきます。
ちなみにこちらの記事をまだ読んでいない方は、こちらも参考になります。
アラフォーが辛い失恋から最速で抜け出す普通じゃない方法
失恋の悲しみにくれているとき、人は自分自身を悲しみと同一視して見ています。
「私は今悲しい・辛い」という感情と一体となっている状態です。
つまり 私=悲しい という状態を無意識にやってしまっています。
このままだと悲しみにどっぷりつかったままになります。
ではどうやってその悲しみから抜け出すのかというと
私=悲しい
という構造を切り離していきます。
感情と自分自身が切り離されるとどうなるでしょうか?
私=悲しい ではないという状態になり、感情から切り離された状態が起こります。
失恋して悲しみの渦中にいるとき、いろいろな感情が頭をよぎると思います。
- もう彼以上の男性とは出会えないんじゃなか・・
- 私の何が良くなかったのだろうか・・
- 彼にもう一度気持ちを伝えて、わかってほしい・・・
などなど、いろいろな感情が出てきます。
そのときに、イメージの中でもう1人の自分を部屋の片隅に立たせて「悲しんでいる自分」を俯瞰して見つめてみます。
悲しんでいる自分を映画のスクリーンに映し出して眺めてみてもいいでしょう。
こうすることで、悲しみという感情と自分をイメージの中で切り離すことができます。
そして俯瞰して眺めているその映像をどんどん遠くに遠ざけたり、拡大したりして見つめてみましょう。
また、見えているイメージの映像を明るくしてみたり、徐々に暗くしてみましょう。
悲しみに対する印象が変わってくるポイントがあります。
また、その映像に陽気で明るいバックミュージックをかけてみましょう。
こうして、悲しんでいる自分を客観的に眺めて、そのイメージの印象を変えることで、感情も変化していきます。
少しスッキリしたり、心が軽くなったり、何とも感じなくなることさえあります。
これは何をしているのかというと、
感情と自分自身を切り離して、客観性を持ち、記憶の印象を変えているのです。
例えば、ホラー映画を観ているとき、怖いバックミュージックと、映像と部屋を暗くすることで、より怖さの臨場感が増しますよね。
ではそのホラー映画の怖いバックミュージックをちびまる子ちゃんのテーマ曲に変えたらどうなるでしょうか?
また、部屋を明るくし、騒がしい部屋でホラー映画を観たらどうなるでしょうか?
まるで映画の印象は変わります。
怖かった映画が全く怖くなくなりますよね。
これと同じように、自分が失恋で悲しみに暮れているときというのは悲しい演出を自分でつくりだし、どっぷりと悲しみにつかり、一体となってしまっているだけなのです。
なので、失恋の悲しい状態から最速で抜け出すには、自分の中に持っている悲しい状態のイメージを書き換えていくだけでOKなのです。
例えば、ずっと昔の失恋を思い出したとき、「あんな恋もあったな」とか
「あれはあれで、いい勉強だったな」と思えることがありますよね。
それは何故かというと、時間が解決したわけではなく、悲しい状態から抜け出し、客観的に自分を眺めることができるようになったからなのです。
友人が失恋して悲しんでいるとき、客観的にアドバイスができますが、それは悲しい感情と自分が同一化されていないためです。
アラフォーが失恋から最速で立ち直るには?
「失恋から立ち直る」とはどういう状態なのか考えてみましょう。
ここではその状態を「辛い、悲しい状態ではなく、ニュートラルでスッキリした状態」が「立ち直っている状態」として話を進めていきます。
そもそも何故、人間は悲しんだり、苦しむのかというと、経験による記憶がその感情を誘発させているからなのです。
彼氏にフラれた悲しい経験が記憶となり、それがイメージとして何度も回想されるので、悲しい状態が誘発されて、悲しい状態を造り出しているというわけです。
つまり記憶に悲しい感情がくっついて離れない状態です。
例えば、ハンバーグのCMを観て「おいしそー!」という感覚が誘発されるのは、ハンバーグを食べた時の感覚を記憶の中でプレイバックしているからです。
ですから、ハンバーグを食べたことがない人からすればCMを観ても、「これはなんだ?」という感情しかわかないのです。
また、感動的な映画を観て、涙を流すのは、目の前の映像と自分自身を同一視してみることで、感情が誘発されて、感動し涙が出てくるというわけです。
失恋においても同じで、記憶の中で「悲しかった」というイメージが保存されていると、彼氏を思いだす度に悲しみの感情が沸いてきます。
まとめ
感情は記憶のイメージによって誘発される。
感情と自分自身を同一化しているために、自分は今悲しいと思いこんでしまうが、切り離してイメージすることができれば、私=悲しい状態ではないとすることができる。
失恋して悲しんでいる自分を客観視したり、映像を脚色することで、悲しかったイメージの印象を変えることができるようになり、スッキリした気分で切り替えることができるようになる。