ポジティブなアファーメーションや自己暗示を言葉で入れようと頑張っても、実際にはその反作用で抵抗が生じるので、なかなか潜在意識までポジティブなメッセージは届きません。
確かに「アファーメーションは効果がない」とか「自己催眠なんて効かない」という声も耳にすることがあります。
もしかしたらあなたもそんな経験があるかもしれませんね。
そこで、スルスルっと潜在意識にポジティブなフィードバックを刷り込んでいくための方法をご紹介します。
今日はそのサブリミナル効果を簡単な方法で日常に応用しながら潜在意識を変えていく方法です。
目次
サブリミナル効果の有効な使い方
サブリミナル効果といって思い出されるのが、カルト宗教で使われていたあの事件です。
それくらい、継続的に使えば心理的な効果はあるということとも言えるわけですが
あくまでも自分がより良くなるために使っていくという前提で今回はサブリミナルについて触れたいと思います。
サブリミナルは催眠効果の一種とも言えます。
自分の顕在意識(けんざいいしき)の門番をスルスルっとくぐり抜けて、いつの間にか潜在意識にポイっと主要なメッセージを刷り込んでいくというものです。
例えば、CMの中にほんの一瞬だけ、相手にとって欲しい行動のメッセージを入れると、それが顕在意識には認識されず、潜在意識に入ってしまう。といった手法があります。
実際にこのテクニックはCMなどでも昔は使われていたようで、そのCMを見た後の商品の売り上げがアップしたという結果も出ています。
しかし、僕たちの長年積み上げてきた潜在意識という深い深い意識に「メッセージ」を刷り込むには、一度や二度試す程度では効果がありません。
ではどうしたら、継続的にスムーズに潜在意識へ「有益なメッセージ」を刷り込んでいけるのでしょうか?
聞き流すだけのスピードラーニング的効果
意図的ではなくても、僕たちの日常生活には気づかない間にいろいろなメッセージを刷り込まれているのも事実です。
これは勉強にも使うことが非常に有効で、サブリミナル的な効果を応用しているのが、スピードラーニング(英語教材)ではないでしょうか?
聞き流すだけ!というとてもシンプルで斬新なキャッチコピーで爆発的に売れている教材です。
しかし、このスピードラーニングも実際に聞き流すだけでは本質的に英語が話せるようになるわけではありません。
このことに関しては重要なので後述します。
ただ、サブリミナルに全く効果がないのかというとそれはNOです。
実際に先日もテレビを見ていたところ、京都で小さな日本人の子供が外国人旅行客のためにガイドをボランティアでやっていたのですが、10歳ぐらいにして既に英語がペラペラなんですね。
これには驚きました
で、どんな教育を親がしていたのかというと、小さい頃から英語のラジオや音楽を家の中で常にバックミュージックとしてかけていたそうです。
ここで重要なのが、その音量です。
日常生活に支障がない程度の小さめの音で、まさにバックグラウンドミュージックとして、英語をかけていた。
これもサブリミナルを効果的に使う有効な手段です。
抵抗なくスムーズに潜在意識に入る
無理に英語を勉強させようとすると、英語への嫌悪感や抵抗がうまれる可能性がありますが、顕在意識の抵抗をすり抜けて、小さめの音でさりげなく英語に触れさせていたことで、潜在意識に英語が無理なく刷り込まれていたというわけです。
こういった効果的な方法を使って、英語だけでなく僕たちの信念レベルを変えていくためのサブリミナルテクニックを使っていくことができれば非常に便利ですよね?
ではどのように日常生活にこのテクニックを応用していくのか以下で解説していきます。
サブリミナル効果を更に効果的に使う
この方法はいわゆる世の中の成功者やビジネスパーソンが無意識にやっている方法でもあります。
それは、先ほどのスピードラーニングと同様に、自分の潜在意識に刷り込みたい言葉やメッセージを音声としていつもバックグラウンドでかけておくという方法です。
例えば、今はYouTubeやCDで、自分の尊敬する人物の音声を容易に聴くことができます。
こういった有益な音声をあえて集中して聴くのではなく、聞き流すようにいつもさりげなくかけておく。
よく、夜寝る前に聴くと効果的だという人もいますが、それはそれで有効なのですが、寝る前だけでなく、いつも日常で音源を小さめの音でかけておくと更に効果的です。
聞くだけでなく、効かせる
そして最後に、サブリミナル効果をもっともっと自分の人生に有効活用するのであれば、ただ音声を聴くだけでなく、小さな行動に変えていく。ということが大事です。
先ほどのスピードラーニングで説明したとおり、ただ聞き流すだけの人は本質的に英語は話せるようにならないということです。
それは何故かというと、アウトプットしていないからです。
つまり実践として使っていないからです。
旅行ガイドをやっている英語少年も、積極的に自分から外国人に話しかけるというアウトプット(行動)を平行して行っていました。
実はこれが一番大切なことでもあります。
サブリミナルはあくまでもインプット。
それを更に自分の確信的な自信に変えていくのがアウトプット。
これはサブリミナル効果だけに言えることだけでなく、他のことも同様です。
書籍をたくさん読んでもそれはインプットにしかなりません。
確かに知識はたくさん吸収できますが、自分の血肉にまでは浸透しません。
使いこなせるように行動して始めて、本当の効果を発揮します。
このサブリミナル効果を使って有益な音声を常に自分に落とし込んでいくことで、モチベーションアップにもつながり、行動の後押しをしてくれるようにもなるので、行動と同時進行で使っていくとより良いでしょう。
アウトプットの効果的な方法についてはまた次回以降お伝えしていきますね。
まとめ
サブリミナルを効果的に使えば自分の信念レベルを変えていくこともできる
スピードラーニングのように日常の中で有益な音声を聞き流すようにする
サブリミナルを更に自分の人生に活かすためにはインプットとアウトプットを同時に行うことが重要
インプットだけでは変化してくことは難しい